【行事作文】「ブンブンどりむ」がコツを伝授「さくっと書ける文章教室」

【行事作文】「ブンブンどりむ」がコツを伝授「さくっと書ける文章教室」

10月から月2回、朝日小学生新聞で「ブンブンどりむ」の連載がスタートしました。
その名も「さくっと書ける文章教室」

作文がうまくなりたい小学生に、作文の通信添削講座「ブンブンどりむ」がコツを教えます。
文と文をつなぐ言葉を考えたり、長い文を短く分けたりすると、わかりやすい文が書けますよ。

第5回は「行事作文」がテーマです。

2023年12月7日付の朝日小学生新聞で掲載された記事の中から、エッセンスを取り上げてWEBでも紹介していきます。

行事を思い出して作文を書いてみよう

学校でいろいろな行事がありますね。

今回は行事を思い出して作文を書きます。

そのときの「ようす」を文章にすること、短い文をつなぐことがポイントです。

STEP1 つなぎ言葉をうまく使おう

次の作文を完成させよう。(   )に合うつなぎ言葉を、あとの【   】から一回ずつ使ってね。

 

「しまった」

スタートで出おくれて、みんなに大きく差をつけられた。

 (   )、あきらめなかった。全力で追いかけた。

 (   )、どんどん差がちぢまった。一人、また一人と、追いぬいた。

 結果は3位だったけれど、さいごまでがんばった。

 (   )、大満足だ。

 

【 すると だから でも 】

 

★完成した文章を声に出して読んでみよう。うまくつながっているかな。

STEP2 作文をわかりやすく分けよう

例のように、長い文を2つ以上に分けよう。1つの文に入る内容は1つだよ。

(例)

 11月に学校で音楽発表会があって私のクラスは合唱をしてきれいな歌声が会場にひびきわたってきいていた人たちは大きな拍手を送りました。

 ↓

 11月に学校で音楽発表会がありました。

 私のクラスは合唱をしました。

 きれいな歌声が会場にひびきわたりました。

 きいていた人たちは大きな拍手を送りました。

 

<ここから問題>

遠足についての作文をわかりやすく分けよう。どこかに「すると」を使ってね。

 

 遠足でいちばん楽しみだったおべんとうの時間がきて、わくわくしながらふたを取ると、大好物のからあげがまっ先に目にとびこんできて、ほかにも好きなものばかりが入っていたので、「やったー。」とうれしくなった。

 

分けた文

1.

2.

3.

4.

5.

 

1つの文が短いと読みやすくなるね。「、」のところで分けるとうまくいくよ。5つの文にしてみよう。

問題の答え

STEP1の答え

「しまった」

 スタートで出おくれて、みんなに大きく差をつけられた。

 (でも)、あきらめなかった。全力で追いかけた。

 (すると)、どんどん差がちぢまった。一人、また一人と、追いぬいた。

 結果は3位だったけれど、さいごまでがんばった。

 (だから)、大満足だ。

ここをチェック

・文のつながりがわかった

・【  】から選べた

・同じ言葉を使わなかった

・すべて正解できた

STEP2の答え(例)

 遠足でいちばん楽しみだったおべんとうの時間がきた。

 わくわくしながらふたを取った。

 すると、大好物のからあげがまっ先に目にとびこんできた。

 ほかにも好きなものばかりが入っていた。

「やったー。」とうれしくなった。

ここをチェック

・どこで分けるかわかった

・5つの文に分けられた

・「すると」を使えた

・わかりやすく書けた

おわりに

1つの文に入れる内容を1つにしぼることを意識し、接続語の使い方を考えました。この練習をすると、文を正しく、内容がわかるように書く力が身につきます。

※2023年12月7日 朝日小学生新聞に掲載の記事から作成

※イラストは「イラストAC みんなのイラスト工房さん」より

小学生向け通信教育講座「ブンブンどりむ」

どりむ社(ブンブンどりむ)

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