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【全国学力調査2025】記述式で3割が無解答?「自分の考えを書く力」は家庭で伸ばせる!

「書けない子どもたちを育てたくない」──そう思う保護者の方に向けて。

2025年(令和7年)7月14日に発表された全国学力・学習状況調査の結果では、国語や算数の平均正答率が小中学校ともに低下しました。中でも目を引いたのは、「自分の考えを書く力」の課題です。中学生の記述式問題では平均正答率が25.6%、さらに「自分の考えとその理由を書く」問題では、無解答の生徒が約3割にのぼったのです。

これは決して中学生だけの問題ではなく、小学生のうちから「考えて書く力」を育てることの大切さを示しています。

「子どもたちの“書く力”って、家庭でどう育てたらいいの?」
そんな疑問や不安を感じている保護者の方へ──本記事では、今回の全国学力調査の結果をふまえ、家庭でできる具体的なヒントをご紹介します。

1. 全国学力調査とは? 目的と内容を整理しよう

全国学力調査は、文部科学省が全国の小学6年生と中学3年生を対象に実施している学力の実態把握調査です。文部科学省の資料によると「義務教育の機会均等とその水準の維持向上のため」とあります。つまり、主な目的は以下の3つです。

・ 学校教育の成果と課題の把握

・ 教育施策の改善

・ 各学校や教育委員会の指導改善のための資料提供

テストは教科ごとの 「A問題 (知識) 」 と 「B問題 (活用) 」 に分かれており、B問題では文章を読み取った上で、自分の考えを記述する設問が数多く出題されます。これにより、単なる知識量ではなく、思考力 ・ 表現力 ・ 判断力が問われるようになっているのが大きな特徴です。

あわせて前述のブンブンどりむのコラム(2024年5月31日) 「全国学力テストは 「書く力」 がカギ! 今すぐできる家庭での国語力対策とは」 (https://www.bunbun-dorimu.net/media/kiji.php?n=79) もお読みください。

 

2. なぜ 「記述式」 が重要視されているのか?

これまでの 「○か×か」 「正しい選択肢を選ぶ」 といったテストだけでは、子どもたちの思考の深さまでは測れません。近年では、社会で必要とされる力として、次のような力が求められています。

・ 自分の意見を持つ力

・ それを筋道立てて説明する力

・ 異なる意見と比較・整理する力

こうした力は、記述式の問題で初めて測れるものです。記述式問題で問われるのは、「正解」 よりも 「考えたプロセス」 であり、そこには思考の柔軟さ、伝える力、論理的構成力といった本質的な能力が求められます

実際、令和7年度の全国学力調査結果からも、選択式・短答式の正答率に比べ、記述式では得点率が大幅に低く、さらに無解答のままにしている生徒の多さが目立ちました。多くの子どもたちが「何を書いていいかわからない」と感じていることがわかります。でもそれは、「書く力」がないのではなく、まだ練習の機会が少ないだけ誰でも少しずつ、伸ばしていける力です。

 

 

3. 「考えて書く力」 は、家庭でこそ育てられる

「そもそも何を書いていいのかわからないみたいで…」

そんなとき、大切なのは 「教え込む」 ことではなく、「話しやすく ・ 書きやすくなるきっかけ」 をつくることです。保護者がすべてを教えなくても、少しの声かけや環境づくりで、子どもの言葉は自然と広がっていきます

毎日の中で、ちょっとした工夫でできる3つのヒント

① 話す習慣をつくる

「今日学校で一番楽しかったことは?」 「どうしてそう思ったの?」 など、理由を添えて話す練習は、書く力の土台になります。会話の中で 「自分の考え+理由」 のフレーズを繰り返すことで、思考を言語化する習慣が育ちます。

② 書く機会を日常に

「おすすめの遊び」 「週末に行きたい場所」 など、自由なテーマで短文日記やメモを書く習慣をつけるのも効果的です。正解のないテーマに自分の言葉で書く練習が、記述力に直結します。

③ 一緒に読んで、一緒に考える

物語やニュース記事を一緒に読み、「登場人物の気持ちは?」 「自分ならどうする?」 と問いかけることで、読解と表現のリンクが生まれます。思考と感情を言葉にするプロセスが、記述問題への対応力につながります。

 

4. 『ブンブンどりむ』 がサポートする 「考えて書く力」

こうしたご家庭での取り組みに加えて、作文の力を専門的に伸ばしていけるのが、小学生向け作文通信教育講座 『ブンブンどりむ』 です。

『ブンブンどりむ』 では、以下のような仕組みで、子どもたちの思考力・表現力を伸ばします。

・ 段階的な設問設計 : 「読む ・ 考える ・ 書く」 をスモールステップで構成

・ 毎月の作文添削 : プロの指導者が、子どもの表現に丁寧にフィードバック

・ 教材は1日10分程度 : 無理なく続けられる分量と難易度

・ 自己肯定感を育むコメント:添削指導では 「伝わったよ!」 「なるほど!」 という共感を重視

・ 時事問題から自分の考えを書く練習:小学4年生以上は様々な分野の時事キーワードを解説とともに学び、グラフや表を読み取って自分の考えを書く練習をします

特に、「自分の考えを書くことに自信がない」 という子どもにとって、「書いたものを受け止めてもらえる」 体験が、大きな励みになります

 

5. 今なら “無料体験キット” を配布中!

「作文って、なんとなくハードルが高い…」

「うちの子にできるかな…」 と感じる方も、まずは気軽に試せる無料体験キットで、家庭での一歩をはじめてみませんか?

実際の教材と同じ形式のシートで、「自分の考えを書く」 体験ができます。

お子さまの 「これならできそう!」 「もっと書いてみたい」 を引き出す工夫がつまっています。

全国学力調査をきっかけに、親子で 「書く力」 と向き合ってみたいと考えているご家庭に、ぴったりの内容です。

✔ 実際の添削例を掲載した見本つき

✔ 本教材に近い練習シートで「書く体験」ができる

✔ ご家庭で取り組めるヒント集つき

無理なく始められるからこそ、「一緒に書いてみようか」 と親子で向き合う時間にもなります。お子さまの 「書けた!」 という達成感を、ぜひご家庭で一緒に味わってみてください。

 

小学生向け通信教育講座「ブンブンどりむ」

どりむ社(ブンブンどりむ)

『ブンブンどりむ』は、「マンガ形式の学びやすいテキスト」と「30年の実績ある、ほめて伸ばす添削指導」で、お子さまたちがこれからの社会で求められる「書く力」「考える力」を基礎から育み、ぐんぐん伸ばします。