• 作文の書き方

作文力アップのコツ【説明の仕方を工夫する 「まず」「次に」「最後に」を上手に使おう!】「ブンブンどりむ」がコツを伝授「さくっと書ける文章教室」

2023年10月から月2回、朝日小学生新聞で「ブンブンどりむ」の連載がスタートしました。
その名も「さくっと書ける文章教室」

作文がうまくなりたい小学生に、作文の添削通信講座「ブンブンどりむ」がコツを教えます。第34回は「まず」「次に」「最後に」を上手に使いながら、説明の仕方を工夫する練習をします。
2025年3月13日付の朝日小学生新聞で掲載された記事の中から、エッセンスを取り上げてWEBでも紹介していきます。
※2025年3月27日をもちまして連載は終了いたしました。

順序に気をつけて説明する文章を考えてみよう!

何かについて説明している文章を読んだとき、きみたちはどんな感想を持ったかな?とてもわかりやすい文章には工夫があり、順序良く書かれていて、つながりがよくわかるようになっています。

今回は、順序に気をつけて説明する文章を書いてみましょう。

 

 

STEP1 正しい順番にならべかえてみよう!

タンポポがさいて、わた毛になるまでを説明するよ。【    】から(    )に入る言葉を選んで入れ、㋐~㋒を正しい順番にならべかえてね。

㋐(    )、花はしぼんで黒っぽくなり、花のじくは地面にたおれます。

㋑(    )、花はすっかりかれて、白いわた毛がでてきます。

㋒(    )、黄色い花がさきます。

【 やがて   二、三日たつと   春になると 】

正しい順番

    →     →     

 

★(    )に言葉を入れてならべかえ、完成した文章を読んでみよう。

 

STEP2 つなぎ言葉を使ってわかりやすく説明してみよう!

何かの作り方を説明する文章を書こう。「まず」「つぎに」「それから」「さいごに」を使って書いてね。

(例) 糸電話

(準備するもの)

紙コップ  つまようじ  糸

(作り方の説明)

まず、紙コップにつまようじであなをあけます。

つぎに、あなに糸をとおしてつまようじにむすびつけます。

それから、つまようじが紙コップの内側にくっつくように糸をひっぱります。

さいごに、同じようにしてもう一個の紙コップに糸をつなげたらでき上がりです。

※作文の練習用に簡単に説明しているよ。

 

★どういう順番で、何をすればよいかが書いてあるからわかりやすいね。

 

<ここから問題>

朝起きてから学校へ行くまでにすることを、例のように「まず」「つぎに」「それから」「さいごに」などを使って説明しよう。

 朝起きるとまず、                 

                          

                          

                          

★「朝起きるとまず、」から始めて、その続きを書こう。

 

問題の答え

STEP1の答え

㋐( 二、三日たつと )、花はしぼんで黒っぽくなり、花のじくは地面にたおれます。

㋑( やがて )、花はすっかりかれて、白いわた毛がでてきます。

㋒( 春になると )、黄色い花がさきます。

正しい順番

  →  →  

 

ここをチェック

□(    )に入る言葉がわかった

□正しい順番にならべかえられた

□全部正解だった

 

STEP2の答え

(解答例)

朝起きるとまず、顔を洗います。

つぎに、着替えをします。

それから、朝ごはんを食べます。

さいごに、ランドセルをせおって出かけます。

 

ここをチェック

□時間の順序で書けた

□順序を表す言葉を使って書けた

□わかりやすく説明できた

 

おわりに

つなぎ言葉を使って順序に気をつけてわかりやすく説明する工夫は、いろいろな文章を書く時に役立ちます。

2025年3月13日 朝日小学生新聞に掲載の記事(2025年3月27日連載終了)から作成

※イラストは「イラストAC azusa illustrationさん」「イラストAC みんなのイラスト工房さん」より

小学生向け通信教育講座「ブンブンどりむ」

どりむ社(ブンブンどりむ)

『ブンブンどりむ』は、「マンガ形式の学びやすいテキスト」と「30年の実績ある、ほめて伸ばす添削指導」で、お子さまたちがこれからの社会で求められる「書く力」「考える力」を基礎から育み、ぐんぐん伸ばします。