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「読書感想文が書けない…」 小学生の苦手克服! 家庭でできる書き方のコツと声かけ術

「うちの子、毎年読書感想文に苦戦していて…」
「本は読めても、感想となると何を書けばいいかわからないようです」
そんなお悩みをお持ちではありませんか?

夏休みの宿題の定番 「読書感想文」を書くことは、実はお子さまの 「読解力 ・ 表現力 ・ 思考力」 を育む大切な学びの機会です。本記事では、読書感想文の教育的な意義と、家庭で実践できる 「書き方のコツ」 をご紹介します。保護者の方のちょっとしたサポートで、感想文はぐんと楽しく、上手に書けるようになりますよ。

1.読書感想文はなぜ大切? ― お子さまの成長につながる理由

● 宿題として出ない? それでも 「読む ・ 書く」 学びは重要です

「今年は感想文の宿題が出なかったんです」 と話す保護者の声も増えてきました。学校側が自由研究や実体験型の課題に重きを置く傾向があるため、読書感想文が省略されることもあるようです。

しかし、感想文が宿題に出されないからといって、その教育的価値が薄れたわけではありません。むしろ、読書と表現を結びつける感想文は、「考えを深め、伝える力」 を育む大切な学びの場です。

とくに、PISA型学力 (思考力 ・ 表現力) や、文部科学省が強調する 「言語活動の充実」 を考慮すると、読書感想文はまさに 「すべての学びの基礎づくり」 に役立つ活動といえます。

 

● 国語力だけでなく 「考える力」 を育てる

読書感想文は、読んだ内容を 「自分の言葉でまとめる」 「心が動いた理由を説明する」 といったプロセスを通じて、思考の整理や論理的表現力を育てます

文部科学省も、読書活動を 「生涯にわたる人格形成の基盤」 と位置づけ、感想文は読書を深める手段として教育的意義が大きいとしています。

 

● 読解力の定着につながる

PISA調査 (OECD、2022) では、日本の生徒は読解力の 「深い読解」 や 「自分の意見と関連づける力」 に課題があることが指摘されています。

読書感想文は、単に要約するだけでなく、「自分ならどうするか」 「なぜその場面が印象に残ったのか」 といった深い読みを促すことで、読解力の土台作りに役立ちます

 

● 自己肯定感の向上にも

書き上げた感想文を 「がんばったね」 と認めてもらえる体験というものは、お子さまにとって大きな励みになります。「自分で書けた」「最後までやりきれた」という実感が、「できた」という自信(自己効力感)につながります。

そして、この「できた」という経験が積み重なることで、少しずつ「自分は大丈夫」「自分にもできることがあるんだ」と感じられるようになり、自己肯定感が育まれていきます

とくに、読書感想文のように自分の思いや感じたことを表現する活動は、自分を受けとめ、自分を認める気持ちを育むチャンスでもあります。

お子さまの「書けた!」という達成感に、ぜひ寄り添ってあげてください。

 

2.読書感想文が苦手なお子さまに多い3つのつまずき

読書感想文が苦手なお子さまは、以下のような理由で書けなくなることが多いようです。

「どこから書けばいいのかわからない」

「感想って、どう書けばいいの?」

「自分の気持ちに自信がない」

実はこれらは、作文スキルの問題ではなく、「書く手順」 を知らないことが原因です。

つまり、お子さまが「書けない」と感じているのは、気持ちや考えをどう整理して、どんな順番で書けばよいかがわからないからです。これはちょっとしたコツを知ることで、ぐんとスムーズに乗り越えることができます。

次の章では、家庭でもすぐに実践できる 「書き方のコツ」 をご紹介します。

 

3.家庭でできる!読書感想文の 「書き方のコツ」

『ブンブンどりむ』 の公式コラムでも紹介されているように、感想文は 「書く順番」 がわかると、ぐっと取り組みやすくなります。特におすすめなのが、「ラクラク完成3ステップ」 です。

【ステップ1】心が動いた場面をえらぼう

【ステップ2】そのときの気持ちや理由を考えよう

【ステップ3】感想をふくらませよう

たとえば、「こんなふうに思ったのは、○○だから」 「自分だったら、○○する」 など、自分の体験や考えと結びつけると、感想に深みが出ます。

(引用元:ブンブンどりむ 公式コラム「読書感想文の書き方 ラクラク完成3ステップ!」

このように、感想文には 「正解」 があるわけではありません。大切なのは、「自分はどう思ったか」 を素直な言葉で表現すること。親子で一緒に気持ちを整理する時間をもつことが、書く力を育てる第一歩になります。

 

4.保護者の関わり方がカギ ― 声かけの例

読書感想文に取り組むとき、保護者の声かけはとても大きな力になります。とくに、書き出しでつまずいてしまう子には、何を書いたらいいのかを一緒に考えてあげることで、気持ちがほぐれ、自然を書きたいことが見えてくることがあります。

例えば、こんな声かけが効果的です。

・ 「どの場面が一番ドキドキした?」

・ 「主人公に会えるなら、何を聞いてみたい?」

・ 「もし自分だったら、どうすると思う?」

こうした問いかけは、お子さまの内側にある気持ちや考えを引き出し、「自分のことば」 で書くきっかけをつくります。まわりの大人が正解を教える必要はありません。「お子さま自身の思いや感じたことに耳を傾ける姿勢」 こそが、表現する力を育む土台となります。

また、「ちゃんと書けたか」 ではなく、「自分の言葉で書けたね」 「最後まで頑張ったね」 といったプロセスを認める声かけは、お子さまの自己肯定感を高め、次への意欲にもつながります。

とはいえ、毎日の忙しい中で、感想文のサポートに不安を感じる保護者の方も多いと思います。「どう声をかけたらいいの?」 「うまく導いてあげられない…」 と悩むこともあるでしょう。

そんなときに頼りになるのが、作文のプロが丁寧にサポートしてくれる 『ブンブンどりむ』 です。

次の章では、お子さまの 「書く力」 を無理なく引き出し、家庭での声かけとも連動できるサポート内容をご紹介します。

 

5.『ブンブンどりむ』 なら、読書感想文もラクラク!

「どう声をかけたらいいのかわからない」 「書く力をどう伸ばしてあげればいいの?」

そんな不安を感じたときは、家庭でのサポートを補ってくれる教材を活用するのも一つの方法です。

『ブンブンどりむ』 は、作文が苦手なお子さまでも 「書けた!」 という体験を積み重ねられるように設計された、小学生向けの作文添削通信講座です。

とくに、7月号では特別教材の 「読書感想文ラクラクBOOK」 をお届け

読書感想文の書き方に悩むお子さまにぴったりの内容で、以下のようなサポートが用意されています。

・ 「どこから書けばいいの?」 が解決する書き出しの型や構成の見本

・ 考えを整理できる 「フレーム型ワークシート」 で、自然に書ける力をサポート

・ 提出した感想文は、作文指導のプロ 「赤ペンコーチ」 が丁寧に添削&励まし

「できた!」 という喜びと、「次はこう書こう!」 という気持ちが育ち、作文への苦手意識が自然と薄れていきます

「書くこと」 を通じてお子さまの考える力・伝える力を育てる 『ブンブンどりむ』

ぜひこの夏、ご家庭で取り入れてみませんか?

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まとめ:読書感想文を書くことは、かけがえのない学びの機会

読書感想文を書くことは、単なる 「夏休みの宿題」 ではなく、「考える力」 「感じたことを言葉にする力」 を育てる、かけがえのない学びの機会です。

お子さまが本を通して感じたことを自分の言葉で表現し、それを誰かに伝える経験は、読解力・表現力・思考力のすべてにかかわる力を伸ばしてくれます。

そして、その力は作文だけにとどまらず、日々の学びや人との関わり、将来の自己表現にもつながっていきます。

家庭でのちょっとした声かけや励ましが、お子さまの 「書けた!」 という達成感につながります。その積み重ねが、「自分はできる」という自信を育み、やがて 「自分の言葉で伝えたい」 という気持ちを引き出してくれます。

この夏、『ブンブンどりむ』 と一緒に、お子さまの 「書く力」 を育ててみませんか?

※イラストは「イラストAC セントラルアパートさん」より

小学生向け通信教育講座「ブンブンどりむ」

どりむ社(ブンブンどりむ)

『ブンブンどりむ』は、「マンガ形式の学びやすいテキスト」と「30年の実績ある、ほめて伸ばす添削指導」で、お子さまたちがこれからの社会で求められる「書く力」「考える力」を基礎から育み、ぐんぐん伸ばします。