- 読書
まもなく夏休み。この夏は、読書感想文を書くという宿題のためではなく、読書の素晴らしさを再発見する機会にしてみませんか。
ブンブンぱぁとなぁWEBの中から、齋藤孝先生が読書の素晴らしさについて語ってくださっている記事の一部を紹介します。
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体験は人格形成に影響します。辛く悲しい体験も、それがあったからこそ人の気持ちがわかるようになったり、それを乗り越えたことで強さや自信になったりします。自分一人の体験には限界がありますが、読書することで何十人、何百人もの人生を体験することができます。読書によって人生観、人間観を深め、想像力を豊かにし、人格を大きくしていくことができるのです。
本を読むことで、言葉にできなかった自分の体験の意味に気づくことができます。そして、実際の体験を何十倍にも生かすことができるようになるのです。
読書の習慣がない人が「これだ!」と思える本を選ぶのはなかなか難しいことです。では、どのようにして選べばよいのでしょうか。
・ベストセラーや話題になった本を読む
・本屋に行ってたまたま出合った本を読む
・人にすすめられた本を読む
読んでみたら好みでなかった、わかりにくかったなど、「はずれだった」と思うこともあるかもしれません。でもそれでいいのです。その1冊がきっかけとなって、別の本につながるかもしれません。知識の大海原へ漕ぎだす最初の一かきかもしれないのです。
本を読むのには才能は必要ありません。本来だれもが知的好奇心を持っています。子どもはみんな本が好きです。それが成長とともに本から離れてしまっているだけで、ポテンシャルは持っています。
一度読書の習慣がつけば、どんどんラクに本が読めるようになります。そして思考も知識も人格も深めていくことができるのです。
いかがでしたか。
今年の夏休みは読書を楽しみましょう。
※イラストは「イラストAC 白いねこねこさん」より