• 作文の書き方

作文力アップのコツ【うれしい気持ちを伝えよう】「ブンブンどりむ」がコツを伝授「さくっと書ける文章教室」

2023年10月から月2回、朝日小学生新聞で「ブンブンどりむ」の連載がスタートしました。
その名も「さくっと書ける文章教室」

作文がうまくなりたい小学生に、作文の通信添削講座「ブンブンどりむ」がコツを教えます。
第28回は「場面や状況に応じた言葉の選び方」がテーマです。

2024年12月5日付の朝日小学生新聞で掲載された記事の中から、エッセンスを取り上げてWEBでも紹介していきます。
※2025年3月27日をもちまして連載は終了いたしました。

「うれしい気持ち」を伝えるときの言葉の選び方を知ろう

今回は、うれしい気持ちを伝えるときの、場面や状況に応じた言葉の選び方について学びます。

うれしい言葉、うれしかった言葉を書いてみましょう。

 

 

STEP1 あいての気持ちを考えて文を書こう

次の場面で、ブンちゃんが下のア~ウのように答えたとき、クマちゃんがどう言うとブンちゃんはうれしいかな。想像して書こう。

場面

場所は公園。

下を向いて立っているブンちゃんにクマちゃんが話しかけています。

クマ「ブンちゃんどうしたの?」

 

ア 「だいじな物をおとしちゃったんだ」

[                ]

イ 「一人じゃ、つまらないなと思ってさ」

[                ]

ウ 「ブランコにのりたいんだけど、ひとりでこげないんだ」

[                ]

 

★あいての気持ちになって考えよう。書けたら声に出して言ってみよう。

 

STEP2 言われてうれしかった言葉を思い出して作文を書こう

言われてうれしかった言葉を書こう。「どんなときに」「だれが」「どんな言葉を」言ってくれたかがわかるように書こう。

(例)

1 休み時間に、なわとびで得意な二重

とびをしているとき、石田さんが、

「じょうずだね。」

と言ってくれました。

 とてもうれしかったです。

 

2 そうじのとき、バケツの水をこぼして

しまいました。

 あわててふいていると、森田さんが、

「てつだうよ。」

と言って、いっしょにふいてくれました。

 こんどは、わたしがてつだってあげたいです。

 

<ここから問題>

例のように、言われてうれしかった言葉を思い出して作文を書こう。「どんなとき」は次の4つからえらんでね。

どんなとき?[          ]とき

・がんばったとき

・こまっていたとき

・自信がないとき

・失敗したとき

 

                    

                    

                    

                    

                    

 

★例の2のように、「こんどは~」の文も書いてみよう。

 

問題の答え

STEP1の答え

(解答例)

※同じような言葉なら正解

ア いっしょにさがぞうよ。

イ いっしょに遊ぼう。

ウ おしてあげるよ。

ここをチェック

☐ うれしい言葉が書けた

☐ あいての気持ちになって考えた

☐ 3つともうまく書けた

STEP2の答え

(解答例)

自信がない]とき

きょうは、スイミングの進級テストでした。

にがてな平泳ぎなので、自信がありません

でした。友だちが、「だいじょうぶ。ゆか

ちゃんならできる。」と言ってくれました。

おかげで、全力で泳げました。

 こんどは、わたしがその言葉を言って

あげたいです。

ここをチェック

☐ 「どんなときに」「だれが」言ってくれたかが書けた

☐ うれしかった言葉を会話文で書けた

☐ 「こんどは~」の文が書けた

おわりに

どんな言葉がうれしいかを考えることで、場面に応じた言葉を選ぶ力が身につきます。

※2024年12月5日 朝日小学生新聞に掲載の記事から作成(2025年3月27日連載終了)

※イラストは「イラストAC しのみさん」「イラストAC みんなのイラスト工房さん」より

小学生向け通信教育講座「ブンブンどりむ」

どりむ社(ブンブンどりむ)

『ブンブンどりむ』は、「マンガ形式の学びやすいテキスト」と「30年の実績ある、ほめて伸ばす添削指導」で、お子さまたちがこれからの社会で求められる「書く力」「考える力」を基礎から育み、ぐんぐん伸ばします。