2023年10月から月2回、朝日小学生新聞で「ブンブンどりむ」の連載がスタートしました。
その名も「さくっと書ける文章教室」
作文がうまくなりたい小学生に、作文の通信添削講座「ブンブンどりむ」がコツを教えます。
くわしく書くときは組み立てを考えてから書きましょう。
「はじめ」「なか」「おわり」の3つでまとめるとわかりやすくなります。
第12回は「作文の組み立てを考えて書く」がテーマです。
2024年3月21日付の朝日小学生新聞で掲載された記事の中から、エッセンスを取り上げてWEBでも紹介していきます。
今回は、この1年で心に残っていることを思い出してくわしく書くことにチャレンジします。
「はじめ」「なか」「おわり」で作文を組み立て、くわしく伝える文章を書いてみましょう。
次の会話も参考にして、文章を完成させよう。あとの【 】から( )に合う言葉を1つずつ選んでね。同じ言葉は使えないよ。
<会話>
クマ:「うんどう会、楽しかったな」
ブン:「ダンスはみんなにほめられたね」
この1年で、とくに楽しかったのは、( )です。
( )をひろうしました。毎日( )をしたので、本番は( )でした。
「とてもよかったよ。」
と、みんながほめてくれました。
( )です。
【 ダンス れんしゅう うれしかった うんどう会 大せいこう 】
★書けたら、みんなの前で発表するつもりで、声に出して読んでみよう。
この1年でできるようになったことをくわしく思い出して、いちばん伝えたいことを「はじめ」、くわしい説明を「なか」、まとめを「おわり」に書いたよ。
(例)
はじめ
わたしは、なわとびの二じゅうとびができるようになりました。
な か
2年生になったばかりのころは、1回もとべませんでした。友だちに教えてもらい、毎日れんしゅうして、とべるようになりました。
おわり
つぎは、あやとびをれんしゅうしたいです。
<ここから問題>
この1年で心に残っていることを思い出して、上の例と同じ組み立てで書こう。
★「はじめ」「なか」「おわり」の「なか」をくわしく書こう。
STEP1の答え
この1年で、とくに楽しかったのは、(うんどう会)です。
(ダンス)をひろうしました。毎日(れんしゅう)をしたので、本番は(大せいこう)でした。
「とてもよかったよ。」
と、みんながほめてくれました。
(うれしかった)です。
ここをチェック
☐ ( )に入る言葉がわかった
☐ 【 】から選べた
☐ 全部正解できた
☐ 声に出して読めた
STEP2の答え
(例)
ぼくは、お楽しみ会が心に残っています。
2学期のジェスチャーあてクイズで、いつもはまじめでおとなしい人が、変な顔をしたり、おもしろい動きをしたりと、わらわせてくれ、大もり上がりでした。
人にはいろいろな一面があるんだな、と思いました。
ここをチェック
☐ 心に残ったことが書けた
☐ 思い出したことが書けた
☐ 「はじめ」「なか」「おわり」で書けた
できごとをくわしく思い出したら。組み立てを考えてから書きはじめると、わかりやすくまとめられます。人前で話すときにも応用できます。
※2024年3月21日 朝日小学生新聞に掲載の記事から作成
※イラストは「イラストAC みんなのイラスト工房さん」より
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