2023年10月から月2回、朝日小学生新聞で「ブンブンどりむ」の連載がスタートしました。
その名も「さくっと書ける文章教室」
作文がうまくなりたい小学生に、作文の通信添削講座「ブンブンどりむ」がコツを教えます。
第19回は「つなぎ言葉を使って書く」がテーマです。
今回は、つなぎ言葉の働きを知り、2つの文のつながりを考えてみましょう。自分の考えや気持ちにあったつなぎ言葉は何でしょうか。
2024年7月4日付の朝日小学生新聞で掲載された記事の中から、エッセンスを取り上げてWEBでも紹介していきます。
「つなぎ言葉」とは、「だから」や「しかし」のように、前の文と後ろの文のつながり方をはっきりさせる言葉のことです。
「また」や「それとも」などもつなぎ言葉ですね。
それでは、つなぎ言葉を使って文を書く練習をしてみましょう。
①の文からつながるように㋐~㋒の( )に入る言葉を考え、3通りの文を作ろう。つなぎ言葉は、あとの【 】からえらんでね。
① 公園で友だちを待っていました。
㋐ ( )、友だちはなかなか来ませんでした。
㋑ ( )、友だちはやくそくの時間より早く来ました。
㋒ ( )、いっしょに遊ぶやくそくをしていたからです。
【 すると なぜなら でも 】
★つなぎ言葉を入れて、できた3通りの文を読んでみよう。2つの文のつながり方がよくわかるね。
つぎの文の( )に、「だから」「しかし」を入れると、どのような気持ちが表れるか考えてみよう。
(例)
テストがあるので一生けんめい勉強した。
( )、90点だった。
気持ちのちがい
・「だから」
90点も取れてうれしい。がんばって勉強してよかったという気持ち。
・「しかし」
100点取ろうと思ってがんばったのに、10点足りなくてざんねんだという気持ち。
<ここから問題>
例のように、「だから」「しかし」を使って、あとに続く文を書こう。気持ちを表す文も書いてね。
(例)全力で走った。
だからバスに乗れた。
【ああ、よかった。】
しかしバスに乗れなかった。
【もう少しだったのにくやしい。】
問題:明日は遠足だ。
だから
【 】
しかし
【 】
★短い作文を書くつもりで考えるといいよ。最後は気持ちを表す文にしよう。
STEP1の答え
㋐(でも)、友だちはなかなか来ませんでした。
㋑(すると)、友だちはやくそくの時間より早く来ました。
㋒(なぜなら)、いっしょに遊ぶやくそくをしていたからです。
ここをチェック
☐ ( )に入る言葉が書けた
☐ 文と文のつながりがわかった
☐ 全部正解できた
STEP2の答え
(例)
だから、きょうは早くねよう。
【わくわくするなあ。】
しかし、雨がふりそうだ。
【どうか、晴れますように。】
ここをチェック
☐ 「だから」に続く文が書けた
☐ 「しかし」に続く文が書けた
☐ 気持ちを表す文が書けた
つなぎ言葉の働きを理解し正しく使えるようになると、話の流れをきちんと読み取る力も身につきます。
※2024年7月4日 朝日小学生新聞に掲載の記事から作成
※イラストは「イラストAC みんなのイラスト工房さん」より
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