10月から月2回、朝日小学生新聞で「ブンブンどりむ」の連載がスタートしました。
その名も「さくっと書ける文章教室」
作文がうまくなりたい小学生に、作文の通信添削講座「ブンブンどりむ」がコツを教えます。
言葉あそびをしたり、音楽に合わせて歌詞を考えたりすると、言葉のリズムが身につきますよ。
第4回は「早口言葉やかえ歌づくりで言葉あそび」
2023年11月23日付の朝日小学生新聞で掲載された記事の中から、エッセンスを取り上げてWEBでも紹介していきます。
今回は、早口言葉やかえ歌づくりに挑戦です。
字数を数えたり、リズムを考えたりしながらやってみるのがポイントです。
よく聞く早口言葉を集めたよ。でも、このままだと、何のことだかわからないね。例のように３つぐらいに区切る印を入れて、意味がわかる文にしよう。
（例）すもももももももものうち
すももも／ももも／もものうち
１ にゃんここにゃんこまごにゃんこ
２ ばななのなぞはまだなぞなのだぞ
３ たけがきにたけたてかけた
４ なかなかかたかなかけなかったかな
★区切ったら、１回目はゆっくり、２回目は早口で声に出して読もう。
例のように、かえ歌をつくろう。もとの歌の字数やリズムに合わせると、うまく歌えるよ。出かけた場所について、くわしい文を書こう。会話文を入れてね。
（例）
「どんぐり ころころ」の歌の「どんぶりこ」のつづき（ 部分）をつくったよ。
どんぐり ころころ
どんぶりこ
おいけに はまって
さあ たいへん
どじょうが でてきて こんにちは
ぼっちゃん いっしょに あそびましょう
おがわに おっこち
わあ たいへん
なまずと めがあい おどろいて
あわてて さっさと にげだした
例文「シャボン玉」の一番のかえ歌をつくろう。 部分をほかの言葉にかえてね。
もとの歌
シャボンだま とんだ
やねまで とんだ
やねまで とんで
こわれて きえた
もとの歌の２～４行目は７文字になっているね。同じような字数にするとつくりやすいよ。
STEP1の答え
１ にゃんこ／こにゃんこ／まごにゃんこ
２ ばななの／なぞは／まだ／なぞなのだぞ
３ たけがきに／たけ／たてかけた
４ なかなか／かたかな／かけなかったかな
ここをチェック
・区切る位置がわかった
・文の意味がわかった
・４つともうまく区切れた
・早口言葉を言ってみた
STEP2の答え（例）
とんぼが とんだ
すいすい とんだ
どんどん とんで
みえなく なった
ここをチェック
・合う言葉が書けた
・どうなったかが書けた
・字数を意識して書けた
・かえ歌を歌ってみた
早口言葉もかえ歌も、遊び感覚で文のリズムを意識する練習ができます。お子さんと一緒に楽しみましょう。詩を書いたり、俳句や短歌を作ったりするときに必要な力が身につきます。
※2023年11月23日 朝日小学生新聞に掲載の記事から作成
※イラストは「イラストAC みんなのイラスト工房さん」より
