10月から月2回、朝日小学生新聞で「ブンブンどりむ」の連載がスタートしました。
その名も「さくっと書ける文章教室」
作文がうまくなりたい小学生に、作文の通信添削講座「ブンブンどりむ」がコツを教えます。
文を直したり、読んだ本を日記のようにまとめたりすると、「書く力」が高まりますよ。
第3回は「いきいきとした文章を書くコツ」
2023年11月9日付の朝日小学生新聞で掲載された記事の中から、エッセンスを取り上げてWEBでも紹介していきます。
※2025年3月27日をもちまして連載は終了いたしました。
今回は、お出かけしたくなる今の季節にピッタリのテーマ。行った場所や、そこで起きたことを書くことに挑戦です。
話したことは「 」に入れて会話文にし、ようすもくわしく書くのがポイントです。
ブンちゃんは、家族で紅葉を見に山へ行って、きれいなけしきを写生しました。そのときのことを思い出して、文を書こうとしています。
〔 〕にあてはまる言葉を、あとの から1つずつ選んで書き、文を完成させよう。
・山のけしきは〔 〕秋らしくなっています。
・お父さんとお母さんは〔 〕紅葉を〔 〕とながめています。
・〔 〕絵にかいたようなけしきです。
・「〔 〕写生しよう。」
とブンちゃんは言って、〔 〕スケッチブックを開きました。
うっとり さっそく
まるで すっかり
あたらしい うつくしい
★書けたら音読してみよう。
例のように、出かけた場所について、くわしい文を書こう。会話文を入れてね。
(例)
出かけた場所 ドングリ山
場所のとくちょう
・家族で来ている人が多くにぎやかです。
・頂上に展望台があります。
使う会話文 「わあ、まぶしい。」
くわしい文
ドングリ山は大勢の家族が来ていて、にぎやかでした。
頂上の展望台からは、町全体が見渡せました。
「わあ、まぶしい。」
町を流れる川の水が、きらきら光っていました。
例文を参考にして自分が出かけた場所で書いてみよう。
「出かけた場所」「場所のとくちょう」「使う会話文」を入れて、「くわしい文」を書いてみよう。
とくちょうは、どんなところか、何があるか、どんなようすかなどを簡単に書こう。会話文は「 」を使ってね。
STEP1の答え
・山のけしきは〔すっかり〕秋らしくなっています。
・お父さんとお母さんは〔うつくしい〕紅葉を〔うっとり〕とながめています。
・〔まるで〕絵にかいたようなけしきです。
・「〔さっそく〕写生しよう。」
とブンちゃんは言って、〔あたらしい〕スケッチブックを開きました。
ここをチェック
・ から選べた
・状況に合うか考えて選べた
・意味を考えて選べた
・すべて正解できた
STEP2の答え(例)
出かけた場所 ふれあい動物園
場所のとくちょう
・動物にさわることができます。
・えさやりができます。
使う会話文 「はい、どうぞ。」
くわしい文
ふれあい動物園では、ヤギやウサギなど、かわいい動物にさわったりえさをやったりできます。
「はい、どうぞ。」
ヤギにニンジンをあげると、ポリポリとおいしそうに食べました。
ここをチェック
・出かけた場所が書けた
・とくちょうが2つ書けた
・会話文が使えた
・くわしく書けた
今回は副詞や形容詞、会話文を使って、ようすをくわしく伝える練習をしました。どんな言葉を選ぶかによって個性を表現でき、文章が生き生きしてきます。
※2023年11月9日 朝日小学生新聞に掲載の記事から作成(2025年3月27日連載終了)
※イラストは「イラストAC みんなのイラスト工房さん」より
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