【いきいきとした文章を書くには?】「ブンブンどりむ」がコツを伝授「さくっと書ける文章教室」

【いきいきとした文章を書くには?】「ブンブンどりむ」がコツを伝授「さくっと書ける文章教室」

10月から月2回、朝日小学生新聞で「ブンブンどりむ」の連載がスタートしました。
その名も「さくっと書ける文章教室」

作文がうまくなりたい小学生に、作文の通信添削講座「ブンブンどりむ」がコツを教えます。
文を直したり、読んだ本を日記のようにまとめたりすると、「書く力」が高まりますよ。

第3回は「いきいきとした文章を書くコツ」

2023年11月9日付の朝日小学生新聞で掲載された記事の中から、エッセンスを取り上げてWEBでも紹介していきます。

出かけた場所について、くわしい文を書いてみよう

今回は、お出かけしたくなる今の季節にピッタリのテーマ。行った場所や、そこで起きたことを書くことに挑戦です。

話したことは「 」に入れて会話文にし、ようすもくわしく書くのがポイントです。

STEP1 文を完成させよう

ブンちゃんは、家族で紅葉を見に山へ行って、きれいなけしきを写生しました。そのときのことを思い出して、文を書こうとしています。

〔   〕にあてはまる言葉を、あとの   から1つずつ選んで書き、文を完成させよう。

・山のけしきは〔   〕秋らしくなっています。

・お父さんとお母さんは〔   〕紅葉を〔   〕とながめています。

・〔   〕絵にかいたようなけしきです。

・「〔   〕写生しよう。」

とブンちゃんは言って、〔   〕スケッチブックを開きました。       

 うっとり さっそく 

 まるで すっかり  

 あたらしい うつくしい

 

★書けたら音読してみよう。

STEP2 出かけた場所について、くわしい文を書こう

例のように、出かけた場所について、くわしい文を書こう。会話文を入れてね。

(例)

出かけた場所 ドングリ山

場所のとくちょう

・家族で来ている人が多くにぎやかです。

・頂上に展望台があります。

使う会話文 「わあ、まぶしい。」

くわしい文

 ドングリ山は大勢の家族が来ていて、にぎやかでした。

 頂上の展望台からは、町全体が見渡せました。

「わあ、まぶしい。」

 町を流れる川の水が、きらきら光っていました。

 

例文を参考にして自分が出かけた場所で書いてみよう。

「出かけた場所」「場所のとくちょう」「使う会話文」を入れて、「くわしい文」を書いてみよう。

 

とくちょうは、どんなところか、何があるか、どんなようすかなどを簡単に書こう。会話文は「 」を使ってね。

問題の答え

STEP1の答え

・山のけしきは〔すっかり〕秋らしくなっています。

・お父さんとお母さんは〔うつくしい〕紅葉を〔うっとり〕とながめています。

・〔まるで〕絵にかいたようなけしきです。

・「〔さっそく〕写生しよう。」

とブンちゃんは言って、〔あたらしい〕スケッチブックを開きました。       

ここをチェック

    から選べた

・状況に合うか考えて選べた

・意味を考えて選べた

・すべて正解できた

STEP2の答え(例)

出かけた場所 ふれあい動物園

場所のとくちょう

・動物にさわることができます。

・えさやりができます。

使う会話文 「はい、どうぞ。」

くわしい文

 ふれあい動物園では、ヤギやウサギなど、かわいい動物にさわったりえさをやったりできます。

「はい、どうぞ。」

 ヤギにニンジンをあげると、ポリポリとおいしそうに食べました。

ここをチェック

・出かけた場所が書けた

・とくちょうが2つ書けた

・会話文が使えた

・くわしく書けた

おわりに

今回は副詞や形容詞、会話文を使って、ようすをくわしく伝える練習をしました。どんな言葉を選ぶかによって個性を表現でき、文章が生き生きしてきます。

※2023年11月9日 朝日小学生新聞に掲載の記事から作成

※イラストは「イラストAC みんなのイラスト工房さん」より

小学生向け通信教育講座「ブンブンどりむ」

どりむ社(ブンブンどりむ)

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