2023年10月から月2回、朝日小学生新聞で「ブンブンどりむ」の連載がスタートしました。
その名も「さくっと書ける文章教室」
作文がうまくなりたい小学生に、作文の通信添削講座「ブンブンどりむ」がコツを教えます。
体験や思い出などを書くとき、取り上げるできごとをしぼって、その場面の様子が目にうかぶようにまとめると、読む人にも伝わりやすくなります。
第16回は「ゴールデンウィークの思い出を書く」がテーマです。
2024年5月16日付の朝日小学生新聞で掲載された記事の中から、エッセンスを取り上げてWEBでも紹介していきます。
※2025年3月27日をもちまして連載は終了いたしました。
今回は、ゴールデンウィークの思い出を書くことにチャレンジします。
たくさんある中から、場面をしぼって書くことがポイントです。
場面の様子が目にうかぶように工夫して書いてみましょう。
あとの【 】から の言葉を5つ選んで、絵になる文を作ろう。
①
【 春風の中で ゆっくりと 白い ひらひらと ちょうちょが 黄色い 花に止まった 飛んでいる 】
②
【 やまのてっぺんに 黒い 雲が 広がっている ふもとに ふわふわの まっ白な のっている 】
★場面がうかぶように書けているか、声に出して読んでみよう。
ゴールデンウィークの思い出を1つ選び、その中でいちばん書きたい場面を書こう。
(例)
ゴールデンウィークの思い出
【水族館に行ったこと】
いちばん書きたい場面
【イルカショーを見た場面】
イルカが高くジャンプした。ザバーン。つぎのしゅん間、大きな水しぶきが上がった。いちばん前のせきにすわっていたぼくは、頭から水をかぶり、ずぶぬれになった。
「ひゃあ」
と思わずさけんだ。
<ここから問題>
自分で体験した中で書きたい場面を選んで、その様子が目にうかぶように作文を書こう。
書きたい場面
【 】
★音や様子を表す言葉や会話文を使って書こう。一文を短くすると、生き生きとしたさくぶんになる。
STEP1の答え
(例)
① 春風の中で白いちょうちょがひらひらと飛んでいる。
② 山のてっぺんにふわふわのまっ白な雲がのっている。
ここをチェック
☐ 言葉が5つ選べた
☐ 言葉をうまくつなげて文が作れた
☐ 絵になる文が2つ作れた
STEP2の答え
(例)
【しおひがりをした場面】
コツン。くまでが何かにあたった。すなの中に丸いかたまりが見えた。アサリだ。わたしは指をつっこんでアサリをつまむと、バケツの中にぽいっと入れた。バケツの中はアサリでいっぱいだ。
「たくさんとれたね」
とお父さんが言った。
ここをチェック
☐ 場面が選べた
☐ 様子を表す言葉や会話文が使えた
☐ 目にうかぶように書けた
印象に残った場面にしぼり、目にうかぶように生き生きと描写すると、読み手を引きつける文章を書く力が身につきます。
※2024年5月16日 朝日小学生新聞に掲載の記事から作成(2025年3月27日連載終了)
※イラストは「イラストAC みんなのイラスト工房さん」より
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