10月から月2回、朝日小学生新聞で「ブンブンどりむ」の連載がスタートしました。
その名も「さくっと書ける文章教室」
作文がうまくなりたい小学生に、作文の通信添削講座「ブンブンどりむ」がコツを教えます。
文を直したり、読んだ本を日記のようにまとめたりすると、「書く力」が高まりますよ。
第2回は「読書日記」
2023年10月26日付の朝日小学生新聞で掲載された記事の中から、エッセンスを取り上げてWEBでも紹介していきます。
※2025年3月27日をもちまして連載は終了いたしました。
今回は「読書の秋」にピッタリのテーマ。読書日記を書くことに挑戦です。
本を読んで、よかった点、おもしろかった点を友だちに教えてあげるつもりで書くのがポイントです。
「くまの子ウーフ」(作:神沢利子)の紹介文を書いたよ。でも の部分が変になっちゃった。あとの[ ]の中に正しく書き直そう。
ぼくの読んだ本は、『くまの子ウーフ』①を読みました。
この本で、きつねのツネタはウーフに「ウーフはね、おしっこでできてるのさ」②とツネタは言います。
そのときは言い返せなかったウーフが、さいごに、ウーフはウーフでできてるという答えを見つけます。
①[ ]
②[ ]
★「〇〇は(主語)」「□□する(述語)」を合うようにしよう。
例のように、読書日記を書こう。新たに読んだ本でも、読んだことがある本でもいいよ。
(例)
日付 2023年10月20日
本の題名 ふたりはともだち
作者名 アーノルド・ローベル
登場人物 がまくん、かえるくん
よかったところ
がまくんとかえるくんは、いっしょにいるとけんかをしたり、相手をこまらせたりする。でも、とてもなかよし。おたがいを思いやっていて、友だちっていいなと思った。心がほわっとあたたかくなるお話。
STEP2の例を参考にして自分の読んだ本で書いてみよう。
「読んだ日付」「本の題名」「作者名」「登場人物」「よかったところ」を入れよう。
「よかったところ」には、心が動いた場面や印象に残った言葉を書こう。
STEP1の答え
①[です。]
主語の「本は」に合うようにします。
②[と言います。]
主語の「ツネタは」は□より前にあるので、□のなかをけずります。
★ここをチェック
・すぐにまちがいに気づけた
・主語と述語を意識できた
・主語と述語を一つ合わせられた
・2問とも正解できた
STEP3の答え(例)
『はれときどきぶた』の例
日付 2023年10月26日
本の題名 はれときどきぶた
作者名 矢玉四郎
登場人物 畠山則安
よかったところ こっそり日記を読んでいたお母さんをぎゃふんと言わせたくて、でたらめを書いたら、それが本当に起きるところがおもしろかった。
★ここをチェック
・作者名が書けた
・登場人物が書けた
・よかったところが書けた
・わかりやすく書けた
本を読むと、知識を得て、使える言葉が豊かになります。読んだときの気持ちや心に残った言葉を「読書日記」として記録する習慣をつけると、内容を把握する力や要点をまとめる力を身につけることができます。読書感想文を書くときにも役に立ちます。
※2023年10月26日 朝日小学生新聞に掲載の記事から作成(2025年3月27日連載終了)
※イラストは「イラストAC みんなのイラスト工房さん」より
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