2023年10月から月2回、朝日小学生新聞で「ブンブンどりむ」の連載がスタートしました。
その名も「さくっと書ける文章教室」
作文がうまくなりたい小学生に、作文の通信添削講座「ブンブンどりむ」がコツを教えます。
２つのものをくらべることで、わかりやすい文章を書くことができます。
第８回は「２つのものをくらべて書く」がテーマです。
2024年1月18日付の朝日小学生新聞で掲載された記事の中から、エッセンスを取り上げてWEBでも紹介していきます。
今回は、２つのものをくらべて文章を書きます。
２つのものをくらべて書くときは、何に注目するかを決めるのがポイント。
決めてから、にているところ・ちがうところの順で書いてみましょう。
サッカーと野球をくらべる文章を完成させよう。［ ］に入る言葉を考えて書いてね。
サッカーと野球をくらべました。
にているところは、どちらもボールを使う［ ］だというところです。
ちがうところとしては、ボールの使い方に注目しました。
サッカーはボールを［ ］。でも、野球は［ ］。
★サッカーと野球のボールの使い方をくらべられたかな。書けたら声に出して読んでみよう。
例のように、２つをくらべ、にているところとちがうところを説明しよう。ちがうところは、どこに注目したかも書こう。
（例）
バスと電車をくらべました。
にているところは、どちらも乗り物だというところです。
ちがうところとしては、走る場所に注目しました。
バスは道路を走ります。でも、電車は線路を走ります。
＜ここから問題＞
えんぴつとシャープペンシルをくらべて、にているところとちがうところを書こう。
★手元にあれば、見くらべてみよう。
STEP1の答え（例）
サッカーと野球をくらべました。
にているところは、どちらもボールを使う［スポーツ］だというところです。
ちがうところとしては、ボールの使い方に注目しました。
サッカーはボールを［けります］。でも、野球はボールを［投げたり打ったりします］。
ここをチェック
☐ にているところが書けた
☐ ちがいについて考えた
☐ サッカーと野球のボールの使い方が書けた
STEP2の答え（例）
えんぴつとシャープペンシルをくらべました。
にているところは、どちらも筆記用具だというところです。
ちがうところとしては、しんに注目しました。
えんぴつはしんをけずります。でも、シャープペンシルはしんをおし出します。
ここをチェック
☐ にているところが書けた
☐ ちがうところを見つけた
☐ それぞれについて、ちがうところが書けた
今回のように正解が１つでないときは、着眼点をしぼると書きやすいことを伝えましょう。ポイントをしぼって考え、説明することで、筋道立てて書く力がつきます。
※2024年1月18日 朝日小学生新聞に掲載の記事から作成
※イラストは「イラストAC みんなのイラスト工房さん」より
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