ブンブンどりむの添削の現場から―保護者の声より

作文が書けるようになっている実感がもてない

ブンブンどりむに入会し、文章を書く練習をしているのに、上達しているように感じられないという声を耳にすることがあります。

確かに、同じ作文を何度も書くわけではないので、以前書いた作文と、今書いている作文を単純に比較してみることは難しいですね。

作文の種類やテーマによって、得意とするものと苦手なものがあるというケースも多々あります。

「うちの子は、果たして作文が書けるようになっているのだろうか」

と思われた時には、まずは、以下のような観点で、始めたころの作文と、現在の作文を比べてみましょう。

□主語と述語を対応させて文が書けている。

□係り受けが正しい文が書けている。

□体験を具体的に書けている。

□体験に対応させて、自分の思いでまとめることができている。

□会話文などを入れて、描写的に文が書けている。

これらのことは、文章を書く上でとても重要なことです。

このうちの一つでも、以前の作文と比べて、よくできていると思える点があれば、間違いなく上達しているのです。

焦りは禁物―継続は力なり

お子さまからも、保護者様からも「早くうまく書けるようになりたい」という声がよく聞かれます。

その気持ちは理解できるのですが、文章を書く力は一朝一夕につくものではありません。作文の上達に必要なのは、書くことの積み重ねです。「継続は力なり」を信じて、日々、じっくりと取り組みましょう。

音読と推敲

作文を書いたら、まず、書いた本人が音読すること―これがわかりやすい文章を書くようになる方法の一つです。音読することで、誤字や脱字、文法的な間違いなどに気づくことができます。次に、間違いに気づいたら、必ず書き直します。この手間を惜しむと上達しません。推敲を重ねることで格段に作文力がアップします。

他者に読んでもらうことが上達のカギ

さらに、家族でも友達でも先生でもよいので、必ず他者に読んでもらうということも、上達するための方法です。

他者が読むということを意識すると、間違わないように書こう、わかりやすく書こう、褒められるような作文が書きたいという意識が働きます。

この意識が、作文をうまく書こうという姿勢につながるのです。

日々の積み重ねこそが力

文章を書くということは、すぐに成果が表れるものではなく、長期の積み重ねが必要なものです。

文を書く練習を重ねることで、語彙も増え、表現技法の使い方も上手になります。そうすると、作文が上手に書けるようになったと実感することができると思います。

小学生向け通信教育講座「ブンブンどりむ」

ブンブンどりむ編集部

『ブンブンどりむ』は、「マンガ形式の学びやすいテキスト」と「30年の実績ある、ほめて伸ばす添削指導」で、お子さまたちがこれからの社会で求められる「書く力」「考える力」を基礎から育み、ぐんぐん伸ばします。

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