「ブンブンどりむ」は、毎月作文を書くことを通じて「書く力」を伸ばす教材です。「書く力」と言われても、「それって何?」「どう役立つものなの?」はっきりイメージしにくいものでもあります。
「ブンブンどりむ」が書くことを通じて目指す力を記事にしてみたいと思います。
「ブンブンどりむ」の学習を通じて、たしかに、学校で書く「行事作文」「体験作文」や、中学入試の作文など、「作文」「文章を書くこと」に直接役立つ面はあります。しかし、「ブンブンどりむ」が書くことを通して身につけたい力(目指す力)は、「自分の言葉で発信する力」「コミュニケーション能力」です。
小学生のお子さまの頭の中に、考えや発想が浮かんできても、言葉にできなければ、相手にうまく伝えることができません。「言葉にして相手に伝える能力」をつけるのに、「作文」は最も適した学習方法だと考えています。
1年間を通じてさまざまなテーマに触れられる「テキスト」や、小学生のお子さま一人ひとりに向けた「作文添削」がコミュニケーションを生むツールのひとつになります。
学年に応じて、コミュニケーションの機会を増やすきっかけをつくります。
<小学1年生・2年生>
低学年では、取り組んだことを家族など身近な人と共有するお子さまが多くいます。テキストに親子でいっしょに取り組んだり、作文添削のコメントをいっしょに確認したりすることで、親子のコミュニケーションの機会(種)が生まれます。
<小学3年生~6年生>
中学年から高学年では、子どもたちの好奇心も旺盛になる時期。多彩なテーマにふれることで、「今度はこの話題について話してみよう」と、家族や友だちと話すときの話題の幅が広がります。
毎月、作文を書くことを通じて、お子さまの頭の中に次々と浮かぶ「考えをまとめる力(組み立てる力)」が養われます。
ブンブンどりむ監修の齋藤孝先生も“頭の中のもやもやとした考え、思いから必要な部分をすくいとり、それらを課題に応じた内容に組み立てるという過程を経てはじめて「書く」というアウトプットにいたります。(ブンブンどりむパンフレットより抜粋)”と述べています。小学生のお子さまの頭の中で思いやイメージが浮かんできて、収拾がつかない状態を整理する力をつけることがコミュニケーションに役立っていくのです。
コミュニケーションの機会を増やし、自分の思いや考えを組み立てる力をつけていくにしたがって、コミュニケーションをとる場面で力がついてきたことを自他ともに実感することが増えていきます。
実際に、ブンブンどりむの会員の保護者様からは、
・学校であったことなど、わかりやすく話してくれるようになった。
(これまでは、聞いても「楽しかった」「ふつう」などの一言ばかり)
・語いが増えて、友だちに自分の気持ちを伝えられるようになった。
(これまでは、言葉が追いつかず、途中で伝えるのをあきらめるケースもあった)
などという声が寄せられています。
作文を書くことを通じて、次第に日常生活で変化を感じてくるようです。
「書く力」というと、国語で必要な力、国語以外の記述問題、入試作文、小論文などで役立つ力などをイメージされることも多いです。もちろん、そうした側面もありますが、ブンブンどりむは、「書く力」は「自分の言葉で発信する力」「コミュニケーション能力」ととらえています。そう考えた場合、「書く力」は、小学生である今も、中学・高校・大学と進学したときにも、社会に出てからも欠かせない力となってきます。
ブンブンどりむが考える「書く力」について記事にしてみました。
生成AIの登場で、投げかければAIは自然な文章を返してくれるようになってきています。今後もその精度は上がっていくでしょう。ただ文字化したい、文章化したいということであれば、AIの返すものをそのまま使うという選択もあるかもしれません。
しかし、「ほかのだれか」ではなく、「自分の考えや思いを伝える」というところが大事なところだと思います。「伝えたい思い」は一人ひとりの中にあり、本来自分の中から引き出して言葉にして伝えるものです。
コミュニケーション能力向上の旅は、だれにとっても終わりのない長い旅になると思いますが、小学生の時期、ブンブンどりむといっしょに旅路を行きませんか。
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