2023年10月から月2回、朝日小学生新聞で「ブンブンどりむ」の連載がスタートしました。
その名も「さくっと書ける文章教室」
作文がうまくなりたい小学生に、作文の通信添削講座「ブンブンどりむ」がコツを教えます。
第22回は「読書感想文を書く」がテーマです。
今回は読書感想文の書き方でなやんでいるみなさんに、本の選び方や感想文のまとめ方を紹介します。
少しの工夫で書きやすくなります。
2024年8月15日付の朝日小学生新聞で掲載された記事の中から、エッセンスを取り上げてWEBでも紹介していきます。
今回は、読書感想文を書くことに挑戦します。
書くための本の選び方や書き方のコツを確認しましょう。
ブンちゃんがクマちゃんにアドバイスしているよ。正しいアドバイスには○、まちがっているアドバイスには×を( )に書こう。
1.( ) 課題図書の指定がなければ、どんな本でもいいよ。
2.( ) 本のあらすじはぜったいに書かなくてはダメだよ。
3.( ) 作者の言いたいことに合わせてそのまま書くんだよ。
4.( ) 感想文は自分のこととくらべて書くといいんだよ。
5.( ) だい名は「○○○を読んで」としないとダメだよ。
★○×をつけたら、もう一度、感想文の書き方のコツをたしかめてみよう。
読書感想文を「はじめ・なか・おわり」の組み立てで書くための材料を集めるよ。「はじめ・なか・おわり」の3つを、それぞれ短くまとめよう。
(例)
題名【 ごんぎつね 】
作者【 新美南吉 】
はじめ(心を動かされたところ)
兵十が、くりをとどけに来たごんを見て、またいたずらをしに来たと思い、かっとなって銃でうってしまったところ |
なか(自分のこと)
弟がノートに落書きしたり、プリントをやぶったりしたとき、かっとなってたたいて、なかせてしまった。 |
おわり(考えたこと)
かっとならず、よく考えて行動しなければならないと思った。 |
<ここから問題>
例のように「心を動かされたところ」「自分のこと」「考えたこと」をメモし、それをもとに短い感想文を書こう。宿題ではこれをふくらませよう。
本の題名【 】
★「自分のこと」には、心を動かされたところから思い出した自分の体験を書こう。
STEP1の答え
1(○) 2(×) 3(×) 4(○) 5(×)
●自分の心が動いた本を選ぶ。
●自分の心が動いたところを取り上げて書く。
●感想文の内容に合わせた題名にすると個性が出る。
※指定の条件がある場合は、合わせてください。
ここをチェック
☐ 3つ以上正解だった
☐ 全部正解だった
☐ 書き方のコツがわかった
STEP2の答え
感想文の例
本の題名【ごんぎつね】
兵十はごんがまたいたずらをしに来たと思い、
かっとなって銃でうってしまいました。
ぼくは、弟がぼくのノートに落書きをしたり、
プリントをやぶったりしたとき、かっとなって
たたいて、なかせてしまいました。
かっとならず、よく考えて行動しなければ
ならないと思いました。
ここをチェック
☐ 本が選べた
☐ 短い感想文が書けた
☐ 「はじめ・なか・おわり」で書けた
「はじめ・なか・おわり」で短い感想文を書く練習をすることで、長い読書感想文を書くための力も身につきます。
※2024年8月15日 朝日小学生新聞に掲載の記事から作成
※イラストは「イラストAC ミミクリ」および「イラストAC みんなのイラスト工房さん」より
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